介護の心構えと注意する点

高齢者の介護は先の見通しが立たず、一人で抱え込むと重荷に押しつぶされてしまいます。在宅介護の基本は何と言っても介護する人自身の健康管理です。



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介護の心構えと注意する点

食事の工夫


介護食のレシピ本にもいろいろな種類が出版され、それを参考に日々の介護に活かしている人もいると思います。

人は年をとると食べ物を噛む力や飲み込む力が低下してしまうので、食事から栄養を摂るためにはどうしても流動食などの特別食が欠かせなくなってきます。

しかし特別食というのはお年寄りにとっては何か寂しいものですし、介護者に余計な苦労をかけているような気がしてしまうものです。

実際、介護をする人も特別食と他の家族用の食事を別々に作るのは大変な苦労があるでしょう。

お年寄りの食事はできるだけ家族と同じものを用意し、その中で食べやすい工夫をしてみてください。

芋や人参などの根菜類は柔らかめに煮て出し、魚はそのままの形で食卓に出してから骨を取る手助けをします。

菜っ葉ものやわかめ、のりなどは大きいと喉に張り付いてしまうこともあります。細かく切って汁物や和え物にするとよいでしょう。

さらさらした飲み物がむせやすいようなら、市販のとろみ剤を利用するのもよいと思います。

また高齢者の食事で気をつけたいのが味付けです。年齢を重ねると味覚が鈍くなり、濃い味付けを好むようになります。

だからと言って濃い味で煮込んだりせず、表面だけしっかり味を付けたり薬味や香辛料で風味を出したりと、塩分の摂り過ぎにならないよう気をつけましょう。薄い味付けは他の家族の健康にも役立ちます。

食事作りが負担になる場合は配食サービスや宅配を利用するのもよいでしょう。バランスの取れたレトルト食品や冷凍食品もいろいろ出ています。

ただしお弁当などは消費期限を過ぎたらもったいなくても処分します。食中毒になっては大変ですから。


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